アンバサダー

Ambassador

スロバキア&スロバキアワインへの熱い思い

2011年夏、人生の転機に偶然出会ったスロバキアワインを輸入する仕事は、大阪にある製造業の企業がこれから立ち上げる新規事業で、私はそれをゼロから担当する幸運に恵まれました。
当時、日本国内ではスロバキアワインをビジネスとして輸入しているところはまだなく、ス ロバキアの情報もほとんど皆無でした。

ワインビジネスも、スロバキア関連ビジネスも手探りの中、スロバキア大使館と一緒に仕事をさせていただいたり、スロバキア国内で日本語を勉強する学生たちがインターンシップとして日本で就業する運営をしたり、日本在住の数少ないスロバキア人と出会ったり、ワインを通じて多くのス ロバキア人と繋がってきました。
中でも、スロバキアのワイン生産者の人々、またそのワイナリーと信頼関係を築きワインを買い付け輸出する現地スタッフとはとても多くの時間や思いを共有しました。私の知るスロバキア人は、謙虚でひたむき、辛抱強く調和を重んじる...どこか古き良き日本人のような印象です。インターンの学生たちも一緒に仕事をしていて違和感がないばかりか、彼らの気遣いや優しさに励まされ多くの力をもらってきました。国民性というと大げさですが、この国の人たちが造るワインはぜったい日本人も好きになる!そう強く思うようになりました。

一方で、ワインについて当時経験も資格も無かった私は、展示会や試飲会、紹介などを通じワインのプロたちにスロバキアワインをテイスティングしてもらい、その評価が高いことで自信を持つことができました。
また百貨店や様々なイベントで試飲販売を行い、最初は見知らぬ国のワインに敬遠気味だった人たちがスロバキアワインを試飲し美味しい!と言ってくれ、「どんな国なの?」「どういう人たちなの?」「どんな料理を食べるの?」「どうやって行くの?」などスロバキアの話題に広がることは、とても楽しいひと時でした。
また、旅行好きな人、歴史好きな人、スロバキア在住経験のある人たちから逆にスロバキアのことを教えてもらったことで、もっとスロバキアのことを知りたい、そしてそれをもっともっと日本に伝えたいと思うようになりました。

スロバキアに限らずワインを飲むことでその国や人たちのことを思うきっかけになればインポーター本望ですし、もちろんそんなことを考えずに美味しい!と思ってもらえるワインを届けることが使命だと思っています。
皆さまが召し上がるワインの一つにスロバキアワインがあれば心から嬉しく思います。

スロバキアワインアンバサダー 大野春美 2012年9月JATA旅博にてインターンシップ生たちと(スロバキア政府観光局ブースにてワインのPR)