トカイ&コー

tokaj&co

ワイナリー

世界三大貴腐ワインの一つ “トカイワイン” 。その産地トカイ地方は、甘口ワイン用のブドウを栽培する自然条件が揃った、スロバキアのワイン産地の中で最も小さくとても貴重な産地です。
ハンガリーとの国境を越えてトカイ地方はあり、北側約1/6がスロバキアのトカイです。
トカイのワイン造りは長い歴史と厳格なルールに基づき行われており、その徹底ぶりはブドウ畑の認定にも及び、南・南東・南西向きの畑のみがトカイの畑として認められています。そのため、ブドウが熟す晩秋に暖かい太陽の光が降り注ぎ、十分な糖度と独特の芳香を得ることができます。岩が多い火山性土壌は、長い秋の日中に吸収した太陽光の熱を夜間に放射し、寒暖差の大きいこの地域において地中が暖かい状態を保ち、貴腐ワインに重要な霧をもたらす大切な役割を果たしています。
トカイ地方は大陸性気候で、夏と秋の降雨量が極端に少なくブドウ栽培に非常に適しています。
スロバキアトカイ地方の中心は Mala Trna村で、TOKAJ&CO.も同村にあります。
TOKAJ&CO.はトカイ地方で突出した、かつ最大規模の生産者です。彼らの歴史は60年前に138haのブドウ畑を持つことから始まりましたが、ブドウ畑や地下セラー、ワインの製法は長い長い歴史を継承しています。

クラシック・トカイワインは、伝統製法にのっとり、深さ12mに達する天然の洞窟セラーで熟成されます。この天然のセラーは年間を通じて気温・湿度ともに安定していて、ワインの長期熟成・貯蔵に最適な環境です。またこのセラーには「Cladosporium cellare」と呼ばれる独特の菌が存在し、トカイのワイン造りに欠かせない大切な要素の一つです。
TOKAJ&CO.は全長2.5kmにも及ぶ地下セラーを有しており、ワイナリーの訪問者は、14世紀から続くこのセラーでワインをテイスティングすることができます。
このセラーは国の歴史的文化財に指定されています。